「殿、利息でござる!」、仙台藩宿場復興の奇策は!


おすすめ度 ☆☆☆☆

最近の時代劇も変わったものだ、もう刀の時代ではなく、経済の時代になった。

武士の家計簿」の磯田道史による評伝。それは事実に基づく。(まあ、脚色は大いにあるのだが)

宿場町のじり貧を救うべき策とは。やはり策士がいたのだ。

だがそれを実行に移すコーディネーターが必要。

造り酒屋の穀田家。ここは代々引き継がれて、今も営業していると今の酒屋が写される。

藩に金を貸し、利息を巻き上げるという魂胆だが。

それにしても、話が大きい。

千両(今の金にして3億円)を集めようというのだから、並大抵でない。

肝煎とか、大肝煎とか、宿場町の大所が、この計画に参画するまでのあれ、これなど、コメディにして笑わせる。(それぞれの役どころの配役がうまい)

また、宿場町の酒屋の女将に竹内結子を配して、これが気持ちいい。

穀田屋のお家事情が明らかとなり、これが涙を誘う。

まあ、よくできた脚本だ。

ケチで、金に細かいと評判の穀田屋本家の大旦那の行いにも涙する。

要は、経済の映画なのだが、金ではなく、倹約と心だとする基本が抑えられているところがうまい。

最後の、フィギュアスケーターの羽生の殿様は、愛嬌だ。

主演阿部サダオをはじめ、瑛太、妻夫木等、好演。