「三度目の殺人」、裁判映画なのだが、複雑に絡み合う人間関係!

おすすめ度 ☆☆☆★ (劇場鑑賞)
殺人事件を描いた裁判劇だが、事件が解決ということにならない。
裁判制度、忖度、娘強姦、犯罪者の家族、保険金、裁判制度、司法界ののきまりなど、社会的テーマものぞかせながら、弁護士と被告との心理的せめぎあいがテーマの社会派ドラマ。
監督の是枝裕和のオリジナル。小説本も売り出されている。
三隅、解雇された工場の社長を河原で殺害し、火をつけて燃やした罪で裁判にかけられる。自供しているので明白な事件だ。
この裁判の弁護士を引き受けた重森、なんとか死刑は免れたいと画策する。
だが、事件は意外な展開を見せる。被害者の妻の依頼で保険金狙いの殺人をしたと、週刊誌に暴露記事。
三隅は、北海道でも殺人事件を起こしており、その裁判を重森の父が担当していた。
さらに、被害者の娘が父親に強姦されていた。
そこで、忖度殺人に及んだという。
二転三転、
そして、法廷で殺していませんと今までの主張を覆す。
裁判は、大慌て、そして、法廷としての大岡裁きに。
何とも皮肉。
そして、三隅と重森の心理劇。
キリストをすら暗示する、心理劇。
別所広司と福山雅治。演技合戦。別所に軍配と、見るが